まったく新しく読みやすい現代語訓み下し文、頭注でなく本文構成での詳しい注釈。巻第一は、神代上。天地未剖から神々の物語。日本書紀は、どのようにつくられたのか?原文の一字一句を詳細に検討しながら、紀作者のメッセージまでも読み取る試み。書紀のつくられた順序をあきらかにして作為と史実の別をたしかめ、新しいテキストの読み方を提示する。そしてそれは日本の成り立ち、日本とは何かを考える原点となるであろう。