「実を言うとね、僕は以前は犬だったんだよ」「犬ですって」「うん、コリーだったんだ」-とことんオフビートで、かぎりなく繊細、村上春樹があらたに見出した、アメリカ現代詩界を代表する詩人の異色の処女"小説集"。