みんなとなかよく暮らしていたにわとりのノンコは、歳をとったために、卵を産めなくなってしまいました。にわとりの世話をしているみきおくんは、友だちがノンコを新しいにわとりにかえようといっているのを聞いて反対します。みきおくんの思いの中には、「できるかできないか」という生産性や能力だけを重んじる現代の社会に対する大きな疑問が感じとれます。重い智恵おくれの子の施設、止揚学園の子どもが描いた絵本。