都市型社会の新しい状況には,新しい理論が必要である.政治の分権化・国際化・文化化が進むなかで,市民の可能性は,また政治・政策・制度・政府はいかに位置づけられるか.本書は分節政治の構想,政策型思考の定位に伴う国家観念との別れの書である. 東畑記念賞受賞