本書では、「ピアニズム」や「カリスマ性」といった、頻繁に使われていながらその意味や定義が曖昧で、通常の音楽事典にはないような言葉を積極的に取り上げている。また、一つの用語につき、それぞれ、用語の事典的解説を記した「語義・定義」の部分と、執筆者による自由な「ワード展開」、さらに関連CDのコーナーを作り、まず基本的な知識について解説した上で、具体的な演奏の実例や作品例に基づいた説明を記す構成をとった。