児童福祉法が50年ぶりに改正された。従来の保護的福祉観を打ち破って、個の尊重にもとづいた専門的なサービスの体系へ向けて大きな一歩を踏み出したといえる。高齢化と少子化のなかにあって、21世紀を見据えた日本の子ども家庭福祉を方向づける考え方を提示する。