「赤い鳥」の創刊以降、「おとぎの世界」「こども雑誌」などの童話雑誌が次々と刊行されるに従って、大人の文壇作家ばかりでなく童話作家も登場するようになり、児童文学は開花期を迎えた。本巻はこうした童話作家たちを中心に、小川未明・浜田廣介・宮沢賢治など、11人の作品22編を収録。大正期から昭和初期までを代表する傑作選です。