じっさまは、じっとみみをすませた。がりがりっがりがりっがりがりっなにかをひっかくようなおとがはっきりときこえた。そのとき、ぶきみなこえがした。「しりっぽ!しりっぽ!おれのしりっぽとりかえしにきた!」突然あらわれた、かいぶつのしっぽを食べてしまったじっさまは、その夜、ねむれませんでした…。4歳から。