項羽との最終決戦! 大河小説完結篇。鴻門の危機を脱した劉邦だが、「西楚霸王」となった項羽により荒蕪の地である漢中に封じられる。漢の地より再起した劉邦は、項羽が率いる楚軍と激戦を繰り返し、何度も窮地に陥るが、同盟者の協力を得て、項羽を四面楚歌の状態へ追い詰めてゆく。将たるものの器、人間の運命を考えずにはおれない第四巻。大河小説、ここに完結。解説・湯川豊