麻薬地帯の代名詞として、かつて「黄金の三角地帯」と言われた地域は、まさにアジアの奥地を実感できる、旅好きあこがれのルートである。タイ在住の著者が、現地の人に近い日常感覚で歩いたからこそ伝えられる、魅惑のアジア最奥エリア。通行が困難な時代から、人々は相互に商売をし、結婚をし、旺盛な往来をつづけてきた―。バスと徒歩の、シンプルであることがぜいたくな旅。写真多数。