建築家、独立10周年・・・
「いかなる建築にも、物語があるものです。
とりわけ住宅という建築には、住まい手たちの物語があり、それは、どこか生命体のように、設計者である建築家の意図をはるかに超えて、時間とともに大きく成長していきます。
住宅には、住まい手たちを中心にしてコスモロジーがつくられていくのです。
それを、ぼくなりに綴ったのが、この一冊です。」(あとがきより)
内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》で建築家としてデビューした著者は、それからどんなふうに家をつくってきたのか。
10年間でつくった8つの住宅と、いつかつくりたい未来の自邸をめぐる物語。