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  • Author出久根達郎
  • Publisher草思社
  • ISBN9784794223470
  • Publish Date2018年8月

本と暮らせば

「本は精神の飢餓を満たすだけではない。実際に空腹を忘れさせてくれるものだ、と幼少期、身を以て知った。
想像の食べ物は、すべておいしい。本物の饅頭は三口か四口であとかたもなくなるが、
書物の御馳走は何度でも味わえて感興が尽きないのである。」(はじめにより)
──幼少期より本に親しみ、半世紀余にわたって古書店業を続けてきた著者が本の魅力を軽妙かつ濃厚に綴る75篇。
【初出は古書業界紙「日本古書通信」ほか】
<目次より>
本を食らう──まえがき 
【1】
当りみかん 
駅前の宿 
米二斗 
『大辞林』余話 
職業当て 
龍馬と竜馬 
女子校に関する 
二百三十五版 
啄木の啄 
追悼集の処分 
名前の読み 
酒は下げ 
着物 
回春室 
堀部安兵衛 
貴族院 
啄木作の春本? 
創作日記 
ある推測 
四月馬鹿 
かくれみの 
天皇の蔵書 
洋書と電子書籍 
読書人龍馬 
教育と長寿 
花子の謎
牧羊犬 
連呼 
東京音頭の熱狂 
図書館絵葉書 
落丁を楽しむ 
轢かれや 
下街と下町 
擬自伝 
夢二の女 
【2】
地、震う 
古本あさる 
チチンプイプイ
借金
刺す 
水の徳 
謄写刷り 
毛布小林 
伏字の弟 
ちょんまげ 
鉄扇 
「不詳」の人 
南国の少女 
露伴の口吻
光雲の落語 
滅茶滅茶 
秀湖と痴遊 
小杉天外の見どころ 
落丁の一種 
滑稽趣味 
羅馬(ローマ)
何者? 
小説? 
月報より 
半泥子 
「車買い」の客 
「万骨」の一人 
孫六先生 
一代の傑作 
百科事典の人 
高山辰三 
書名の勝利 
削除 
故郷の古墳 
【3】
豆腐の如く硬い 
伝記の虚実 
文体の魔術 
「お母さま」は何者か? 
売り口上  
本当の主人公 
なつかしい光景──あとがきに代えて

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