本書は、「ボクシングを日本で始めた人物は誰か?」を追う中で、一人の「主役」的人物に注目する。それが「拳聖」ピストン堀口(1914~1950)である。日本チャンピオン、東洋フェザー、バンタム級チャンピオンでもあったボクシング黎明期のスター選手を通して日本ボクシングの歴史を俯瞰する。「拳聖」と呼ばれた男に至る日本ボクシング事始!