近くの書店で在庫を調べる
  • Author帚木蓬生
  • Publisher講談社
  • ISBN9784062210720
  • Publish Date2018年7月

襲来 上

安房国で漁師をしていた見助は、京に遊学していたという僧侶と出会う。僧はやがて日蓮と名を改め、鎌倉に草庵を構えて辻説法を始める。見助も鎌倉まで従い、草庵で日蓮の身の回りの世話をするようになる。その後日蓮は、他宗派への攻撃を強め「立正安国論」を唱える。幕府が法華経を用いなければ、国内の災害が続き他国からの侵略を受けると主張した。日蓮の目となり耳となるために、見助は九州の対馬に一人で赴くことに……。
安房国の港町・片海で漁師をしていた見助は、京の寺々に遊学していたという僧侶と出会う。僧はやがて日蓮と名を改め、鎌倉の松葉谷に草庵を構えて辻説法を始める。見助も鎌倉まで従い、草庵で日蓮の身の回りの世話をするようになる。その後日蓮は、他宗派への攻撃を強め「立正安国論」を唱える。幕府がこのまま邪宗を放置し法華経を用いなければ、国内の災害が続き他国からの侵略を受けると主張した。そして見助は日蓮の予言に伴い、九州の対馬に一人で赴くことになる。日蓮の目となり耳となるために。鎌倉から京の都までは陸路、京から博多さらに壱岐・対馬までは海路だ。遥か遠国の地への、見助の苦難の旅が始まった。

>> 続きを表示
    •  
    • This book can be read at
    • Borrowed People

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 熱海連続殺人事件
  • 戦国二人三脚 : まつと又左と子どもたち
  • 犯罪小説集
  • 殺された側の論理 : 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」
  • 同期
  • 沈黙のファイル
  • 逃亡
  • 輝山
  • 人は愛するに足り、真心は信ずるに足る / アフガンとの約束
  • 俵屋の不思議