日本の美しい言葉とすばらしい文化を、21世紀を担う子ども達に伝える本
「力太郎」「ブレーメンの音楽隊」「ジャックと豆の木」「おむすびころりん」「ヘンゼルとグレーテル」などなど、日本と世界の名作昔話が47話収められています。いずれも楽しいお話ばかりで、その中にも、人生をよりよく生きていくための知恵が、話の奥に散りばめられています。さし絵を担当する画家には、村上豊、村上康成、杉浦範茂、黒井健、永田萠など、そうそうたるメンバーが顔をそろえています。タッチの違う絵が、お話ごとに出てきて、本を手にとった人をあきさせません。文章も、松谷みよ子先生と、日本民話の会のメンバーが担当し、声を出して読まれることを前提に書かれました。聞きごこち良い文を、お母さんや家族の人に読んでもらう至福の時間が、この本にあります。