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  • 著者タサン志麻
  • 出版社講談社
  • ISBN9784065125762
  • 発行2018年9月

志麻さんの自宅レシピ / 「作り置き」よりもカンタンでおいしい!

10万部突破!
3時間で依頼者家族1週間分の食事を作る“伝説の家政婦”志麻さん。自宅では作り置きせずに、帰って30分以内にちゃちゃっと作って家族みんなでおいしく食べるのがモットー。よくある時短料理とは違って、三つ星レストランで修業した志麻さんは美味しくするために欠かせない調理ポイントは手を抜きません。10分で作るコーンドリアさえ、玉ねぎはしっかり炒めて甘味を引き出す。これがお店で食べるような本格味に仕上がります。
日本テレビ系列『沸騰ワード10』や、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』など、メディアを通じて紹介される志麻さんは、“作り置きの達人”イメージ。
さぞかしご自宅でもすごい作り置きをしているのでは!? と企画の相談にうかがってみると「私、まとまった時間がないので、家では作り置きはしないんですよ(笑)。」とのお答え。つまり、“お客様の1週間分のごはんを3時間で作る”ことが仕事だったから“作り置き”をしていたわけです。
本書は志麻さんが仕事から帰って、30分以内にちゃちゃっと作って食べたレシピを中心に76レシピご紹介。
使われている食材は近所のスーパーの特売肉や、特売野菜、冷蔵庫の残りものなど身近なものばかり。そんな普通の食材をおいしく生まれ変わらせるためには、志麻さんの長年のシェフ経験を活かした調理ポイントが多数ありました。
例えば、レシピ本でよく目にする“肉に焼き色をつける”という言葉、志麻さんの横に立って観察していたら、通常であればもうひっくり返すよね!? と思うところからさらに何分も焼きます。10分近く中火で焼かれた、かな~りしっかり焼き色がついたお肉、食べてみるとびっくりするほど美味しい。志麻さんに理由をたずねると、「鶏の臭みは皮にあるので、多めの油でしっかり皮目を焼くことで臭みを飛ばしています。皮はどんなに焼いてもパサパサになることはなく、カリカリに仕上がっておいしくなるんですよ。」とのこと。“肉に焼き色をつける”という慣れ親しんだ言葉。具体的にどれくらい焼くのか指示がないと、自分の感覚で焼き色をつけて、“なんだよくある普通のお味じゃない”と結論づけてしまいそう。そんな残念なことにならないように、本書は編集部が調理中の志麻さんの横に立ち、じ~っと観察し、“普通と違う!”と驚いた箇所はじっくり写真で追って紹介しています。水気の取り方、塩のふり方など、炒め方など、当たり前すぎてつい自己流でやってしまいそうなコツをもらさずにピックアップしました。ぜひご自宅で再現なさってみてください。レストランの味が楽しめます。

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