どんな人にも「快適に生きる権利」があるはずだ。ところがほとんどの病院は、それを無視している。あなたの身体を診ようとはせず、検診結果の数値だけを見て、ほぼ機械的に薬を処方する。薬の副作用に関する説明はナシ。たとえば血圧の数値が「標準」より高ければ、降圧剤を処方する。だが、「過降圧」となって、頭がふらふらしたとしても、医者はあなたの訴えに耳を貸そうとしない。「数値を標準にする」という医療の信奉者だからだ。しかも、日本の病院で出される薬は、日本人に有効であるというエビデンス(科学的根拠)が欠如していると言わざるを得ない。 また、日本ほど集団検診が大規模に行われている国も珍しいが、国民の健康に役立っているか、はなはだ疑わしい。ほかにも医療界が隠したがる問題はやまほどある。。患者は情報弱者になってはいけない! 自分の健康な生活を守れるのは自分自身だからだ。 病院から言われるままに治療して、副作用に悩みつつ少しだけ長生きしたら幸福だろうか? 生活の質(QOL)を下げない生活を守れるかどうかはあなた次第。「医療の自己決定」が重要なのだ。 日本の医療界の正体を明らかにし、快適に生きるためのヒントを紹介する。第1章 エビデンスのない日本の医療第2章 医学の権威は信用できない!第3章 予防医学にこだわるよりも、疫学と栄養学第4章 医学の進歩を信じるという発想第5章 医者に舐められてはいけない!第6章 医者版「食べログ」を!