【文学/日本文学小説】江戸前期に財を成した商人・七兵衛(後の河村瑞賢)は海運航路整備・治水・鉱山採掘などの幕府公共事業を手掛け、知恵と胆力で次々と難題を解決してゆく。新井白石をして「天下に並ぶものがいない富商」と唸らせた男の波瀾万丈の生涯を描く長篇時代小説。