恋の歌は止まらない。 明るく無邪気な顔、ちょっぴり切ない顔。 表情豊かな歌たちが、恋する日々を語る。 加藤治郎
自選短歌五首 日曜のまひるあなたを思うとき洗濯ものもたためなくなる
世界には言いたいことがなくなって雪になれない雨あたたかい
ぴあのぴあのいつもうれしい音がするようにわたしを鳴らしてほしい
遠景の夕陽みたいな優しさでメールをくれる ずるい人です
待つことと待たされることの違いにも慣れて仄かなわたしのいのち