本書は現代会計における将来予測要素の拡大現象に着目し、将来発生事象(将来キャッシュ・フローに典型化される)の会計認識領域化の現状、それにともなって必然的に生ずる将来予測要素の内容(性質)とその増大化の状況、それらを支える会計概念・理論の枠組、個別会計基準の内容の諸点について、考察するものである。