人生や自己の問題に悩んだ先人たちのことばを「私は」と一人称におきかえて受けとめてみること。そこで初めて、釈尊のこころが本当に私たちに伝わってくる。本書は、原始仏典が現代に生きる姿を捉え、仏教と釈尊の教えの「現代化」を、丁寧な経典の読み解きの中で明らかにしていく。