西洋絵画の巨匠ゴッホは、約9年の短い画家人生で、およそ900点の油絵を残しました。学校になじめず、職を転々としたのちに画家を志しますが、先生や絵描き仲間と意見が合いません。苦悩しながら稲妻のように筆を走らせ、自分の画風を獲得していきますが、ほとんど評価されることがないまま37歳の生涯を終えました。ゴッホの絵は、死後直後から急速に評価が高まり、ピカソやマティスをはじめ、20世紀の画家に多大な影響を与えました。自分の信じる道をつき進んだ、フィンセント・ファン・ゴッホの生涯を描いた伝記絵本。