わたしたちそのものがこの風景だ?もはや疑問そのものが?牛の姿をしている?「(QQQ)」問いの礫「わたしは夜になると/寂しい場所にある大きな刑務所へと歩きます/道なりが続いていて車も人もいないのです」(「蛾になる」)。騒然とした無人の現在を超え、全身で立ち上がる絶対的な問い。現代詩手帖連載時反響を呼んだQQQを収録、和合亮一が挑む未来のためのシュルレアリスム!装幀=中島浩