「噺家ってやつはひとりひとりでできる商売だからね、むかしからひとのふんどしで相撲とってきたからね」。落語家として初の人間国宝に認定された昭和の大名人・五代目柳家小さんが、江戸文学の泰斗を相手に、芸のこと、食のこと、そして「江戸の粋」の本質にいたるまで縦横無尽に語り尽くした名対談。