科学捜査研究研究員、真野礼二。組織のためではなく、真実のためだけに鑑定をする彼の元へ、また新たな鑑定資料がやってきた。アパートの一室で起きた殺人事件。現場に残されたタバコの吸い殻と236点の血痕。そして、重要参考人に挙げられたのは、24年前に真野の家族を奪った「練馬一家殺人事件」の担当刑事の息子志道優太だった。真野の前に現れた新たな”手がかり“が24年前の事件が大きく動かし始める――。