歴史を生きた全体として捉える、という困難な課題をあえて課すことから、歴史学の新たな問いかけが始まる。フランスの「アナール」学派を起点に、現代を生きる歴史家の営みを語り、新しい歴史の地平を望む、迫力ある論考集。