はじめてプログラムを作る、はじめてゲームを作る、という初心者向けのやさしいUnityと2Dゲームの作り方入門です。
作る時の「考え方」がわかれば、アプリ作りはぐっと楽になります。本書では、「簡単なゲームだけれど、自分で考えて作る方法」に注目して、解説しています。
具体的には、『最初にゲームに必要な部品を書き出して、次にそれぞれは「いつ、何をするものなのか?」という役割を考えていく』という方法で、解説を進めていきます。さらに、「いつ、何をするのか?」の部分を、「単純な役割の組み合わせ」で作っていきます。複雑に見えるゲーム内の動きも、整理すると実は単純な役割の組み合わせでできていることがほとんどです。単純な役割を簡単なプログラムで表現し、それを組み合わせることで、ゲームを作成していきます。
カリキュラムは次のようになっています。
Chapter1 Unityって何?
Unityの基本解説と、インストールをします。
Chapter2 体験してみよう
まずは、プロジェクトを作って、基本的な使い方を理解しましょう。
Chapter3 スクリプトで動かそう
「絵を移動させたいとき」は、「ずっと、絵の位置を変え続ける」というスクリプトで実現できます。
Chapter4 キー入力と衝突判定
「キーで移動させたいとき」は、「ずっと、キー入力を調べ続ける」というスクリプトで実現できます。
Chapter5 マウスでタッチしたものを調べる
「マウスのタッチで何か処理を行いたいとき」は、「マウスのタッチがものに衝突したとき、何かの処理を行う」というスクリプトで実現できます。
Chapter6 アニメーション
「パラパラマンガで動くキャラを作りたいとき」を解説します。
Chapter7 シーンを切り替える
「メインのゲーム画面の他に、タイトル画面や、ゲームオーバー画面を作りたいとき」のやり方を解説します。
Chapter8 プレハブでたくさん作る
「同じしくみのキャラをたくさん登場させたいとき」はどうしたらよいでしょう?
Chapter9 重力を使う
「横から見た2Dゲーム」を作ります。
Chapter10 UI テキストでカウンター
「ゲーム中に文字を表示させたいとき」の方法を解説します。
楽しいゲームを作りながら、Unityとプログラミングの基本をマスターしましょう!
サンプルファイルは本書のサイトからダウンロードできます。