炭素14年代測定法により縄文土器の出現が約3500年、水田稲作の開始が約500年さかのぼり、日本列島の先史文化の見方が大きく変わった。奄美・沖縄や朝鮮半島との関係、英国のベイズ編年モデル、旧石器文化と古墳文化など、多彩なテーマを取り上げ縄文・弥生文化を再考。世界の先史時代との関係性も重視しつつ、新たな学問の地平を切り開く。