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  • 著者松本清張
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784167912284
  • 発行2019年2月

火と汐 新装版

八月十六日、京都〝大文字〟の夜。興奮にざわめく人混みに紛れて、一つの情事が進行していた。しかしその最中、人妻は送り火に見とれる男の前から姿を消した。

同じ時刻、油壺と三宅島の間では、人妻の夫が参加するヨットレースがおこなわれていた。女を見失い、呆然と東京に戻った男の耳に飛び込む夫のヨットでのクルーの死亡事故、そして、男の家のすぐ近所で人妻の遺体が発見される。これらの点は結ばれるのか。

鉄壁のアリバイ崩しに挑む本格推理「火と汐」。

ほかに「証言の森」

「種族同盟」(映像化作品「黒の奔流」原作)

「山」の計四篇を収録。



解説・大矢博子

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