新米巫女の貞彩蓮(ていさいれん)は、景国の祭祀を司る貞家の一人娘なのに霊力は未熟で、宮廷の華やかな儀式には参加させてもらえず、言いつけられるのは街で起きた霊的な事件の調査ばかり。その日も護衛の皇甫珪(こうほけい)と宦官殺人事件を調べていると、美貌の第三公子・騎遼と出会う。なぜか騎遼に気に入られた彩蓮は、宮廷の後継者争いに巻き込まれていき……!?