山の奥に3人の兄弟が母さんと暮らしていました。ある日、母さんの留守に、山姥がやってきて戸を開けさせようとしますが、子どもたちは、しわがれ声や黒い手で山姥と見破って、戸を開けません。ところが山姥は桑の実を食べて声を変え、山芋で手を白くして、子どもたちをだまし家に入ってきます。子どもたちが木に登って逃げると、天の神様は金(かね)の綱を天から降ろしてくれました。