まな板がしゃべる、食べる! 楽しい絵本
「ぼく、このレストランの料理が食べてみたいな〓。」食いしんぼのまな板に、気のやさしいコックはこっそり料理をあげますが、まな板はだんだん太っていって……
・担当者のうちあけ話
これは、講談社絵本新人賞の佳作を3年連続受賞したシゲタサヤカさんのデビュー作です。そして、「まな板」を主人公にした、おそらく世界で初めての絵本です。
毎日毎日、おいしそうな食べ物を乗せられたら、まな板だって「食べたい」と思うんじゃない? と、ある日シゲタさんは考えたのでしょう。
どの家庭にもある「まな板」に目をとめたのが、何よりすばらしいところだと思います。絵本の「ネタ」は、こんな身近なところにあるんですね!
こういう絵本を読むことで、子どもたちは(大人たちも)、何もない日常が楽しく、いきいきと感じられるのではないでしょうか。(若)
【読み聞かせ:3歳から ひとり読み:6歳から 食べ物/ユーモア】