この本の内容は、住区内街路の歴史的な変還から始まり、住区内街路に起きている現象と街路の使われ方を論じ、その分析の中から、住区内街路のあり方の基本的な視点は「人と車のおりあい」、つまり譲り合いの思想にありとしている。さらにその、人と車のおりあいを具体化する手だてについて、いろいろな側面から解明し提案をして、それを住区内街路の計画まで消化しながら計画方法をまとめている。