イチロー、松井などの有力選手が次々と海を渡り、大リーグを沸かせる昨今。松坂大輔のボストン・レッドソックスへの移籍で、アメリカでの日本人選手に対する関心はますます高まっている。そんな現象を、長年にわたって太平洋を挟んだ二つの国で野球を観察してきたロバート・ホワイティングはどう見ているのだろうか?日本にやってきた外国助っ人選手が直面する文化摩擦を描いた名作『菊とバット』から三十年。その逆バージョンともいうべき新たな傑作がここに誕生!王とボンズ、偉大なのはどちらか?大リーグ一の嫌われ者は誰?乱闘劇の正しい鑑賞法は?メジャーの知られざるエピソードと日本人大リーガーの真実をユーモアたっぷりに描く痛快エッセイ。