1919年に創設された総合デザイン学校のバウハウスでは優れた出版物が産み出され、なかでも圧巻はW・グロピウスとL・モホリ=ナギの編集で1925年〓30年に刊行された 「バウハウス叢書」。2019年、バウハウス創立100周年を記念し、小社でかつて刊行し好評を博した日本語版「バウハウス叢書」を新装版として復刊。本巻は、1922年から28年まで、バウハウスの基礎課程を指揮し、本叢書の斬新なレイアウトをしたモホリ=ナギがその成果をまとめたもの。のちに改訂英訳されて『ザ・ニュー・ヴィジョン』として刊行されたものの原本であり、機能主義的、構成主義的な基礎造形の教科書である。