食品をめぐる問題で最も消費者の関心を集める「偽装」と「安全問題」。それは古くから日本人が食してきた「魚」においても同様である。添加物使用の刺身、ダイオキシン問題など、今直面している危機の根は深い。さらには無計画な漁獲のツケと世界的なシーフードブームによるマグロの資源枯渇問題など、山積みとなった問題の中からより衝撃度の高いネタを厳選した、魚事情の今がわかる一冊。