セザンヌからスミッソンに至る近現代美術,ゴダールの3D映画,トンネル工事の記録写真,そして同時代の演劇やダンスまで,多様なジャンルを包摂してひろがる「芸術」という営みを,一貫した方法論的精密さで分析する.芸術作品を見ることを通して,見る「私」を作り変える,驚異の芸術論.