竹村公太郎氏は、「地形」をテーマに日本史の謎を解説しブームを巻き起こしました。その竹村氏が、本職である水も加えて、地形と水をテーマに、日本史に斬り込みます。日本は古くから水に恵まれ、同時に高い山もそびえ、地形も複雑でした。そのため、地形や水を抜きにしては語ることはできません。交易も川や海がもともとの中心。奈良の盆地も湖があったから栄えたのです。いままでの文献主義の歴史家にはわからない、新しい日本史がここにあります。