①58歳男子の頸髄損傷から既存障害7級加重の3級後遺障害を認め脊柱管狭窄症から後遺障害損害にも4割の素因減額を適用した ②40歳男子主張の1級脊髄損傷は他覚所見等なく否認し、同主張の非器質性精神障害を14級認定した ③佇立中に自転車に衝突され受傷の45歳女子に胸郭出口症候群による12級13号後遺障害認定した ④66歳女子の治療期間中の示談は後遺障害についてまで損害賠償請求権を放棄したとするのは相当ではなく、同賠償請求権に本件示談の効力は及ばないと認め、14級後遺障害を認定した ⑤約3ヶ月前に就職した30歳男子会社員の後遺障害逸失利益をセンサス男子学歴計平均の8割で認定した ⑥48歳男子8級主張の脊柱運動障害を否認し自賠責同様11級7号認定して5年間20%、以降13年間14%の労働能力喪失で逸失利益を認定した ⑦対向乗用車に正面衝突され195万円の修理費を負った乗用車助手席同乗中の32歳女子主張の12級13号左膝痛を14級9号認定した ⑧63歳女子の5級主張後遺障害を否認し、他覚的所見認められないと後遺障害の残存も否認した ⑨自らの急ブレーキで頸部が損傷を受けるほどの動きが生じたとは考え難く、客観的な異常所見は何ら認められないと原告の受傷を否認した ⑩先行Yタクシーと後続W乗用車の共同不法行為を認め、要介護1認定の81歳女子横断者の過失を35%と認めた ⑪片側1車線道路でY普通貨物車と衝突した横断X自転車は合図なく直前で進路変更から4割の過失を認定した ⑫丁字路交差点を優先道路から右折原告車と一時停止道路から左折被告車との衝突は早回り右折した原告車の過失を6割と認定した ⑬黄点滅で右折開始の被告乗用車と衝突の赤進入原告自動二輪車に8割の過失を認めた