千載におよぶはるか昔のこと、黄砂舞う大陸のとある国に、天下に名を轟かせる名称軍に父親が似ていたばっかりに、あらぬ疑いで囚われの身となった、不運な父娘がおりました。ところがこの娘、たいした度胸の持ち主で――。『ことづて屋』『碧空の果てに』の作者による、意外!痛快!中華ファンタジー!