• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1885 2013.1.10

①B車同乗中の受傷でB車の無保険車傷害に重ねての自ら契約の人身傷害の適用はなく按分の適用も否認した ②追突された36歳女子には起立性頭痛なく低髄液圧症候群を否認し、2年後のブラッドパッチ後の多彩な症状との因果関係、繊維筋痛症も否認した ③23歳男子は事故後1ヶ月で復学して大学を卒業、就職も無給での就労等や記憶力低下等から9級高次脳機能障害を認めた ④後遺障害2級主張の28歳男子の高次脳機能障害は当初意識清明、画像所見なく1年後からの症状悪化との因果関係を否認して12級認定した ⑤37歳女子図書館非常勤職員の11級後遺障害逸失利益は継続雇用4年等から67歳まで20%の労働能力喪失で認定した ⑥5級主張の骨盤骨折後の症状は「軽度の作業には支障はない」と38歳女子に12級後遺障害とし慰謝料400万円を認めた ⑦男子会社員の労災では10級の後遺障害は骨折や脱臼等優位の資料なく「受傷部位でない」右上肢等の後遺障害を否認した ⑧酒気帯び居眠りに加え大麻投棄、自らは119番、110番通報せず等は慰謝料増額に作用するとして16歳男子高校生死亡2,200万円、両親各250万円の慰謝料を認めた ⑨夜間、外灯のない幅4.5㍍の橋上で対向車に衝突された右側走行無灯自転車70歳女子の過失を20%と認めた ⑩原告乗用車が停止しているところに衝突したと専ら被告自転車の前方不注視の過失と認定した ⑪首都高速の追越車線逆向き停止の原告車はハイビーム点灯、7分後被告車との衝突で基本過失の4割を原告の過失と認めた ⑫既払金の自賠責慰謝料の請求権者は4名も原告ら受領分は3名分との原告自認額を「採用する」とした ⑬X歩行者のYタクシーへの接触は故意か虚偽かのいずれかで請求は理由がないと棄却した ⑭リユース車専門オークションで落札額8万円のシボレーブレイザーに90万円の車両保険を飛び込み契約、11ヶ月後の盗難は外形的事実認められず請求棄却した ⑮20歳男子車両購入者は契約書等に無関心等に加え購入翌月保険契約、翌々月盗難の供述「信用できず」盗難の外形的事実認められず保険金請求を否認した ⑯流れるプールへの14歳男子の逆飛び込みの受傷は、思慮分別や飛び込み禁止警告板設置等から民法717条責任を否認した