近くの書店で在庫を調べる
  • 著者唯川恵
  • 出版社集英社
  • ISBN9784087716856
  • 発行2019年11月

みちづれの猫

ふり返れば、いつもかたわらに猫がいた――。
離婚して心身ともに打ちひしがれたとき、大切な家族を亡くしたとき、家庭のある男を愛したとき……人生の様々な場面で、猫に寄り添われ救われてきた女性たちを描く、心ふるえる全七編の短編集。
『ミャアがそろそろ旅立ちそうです』実家の猫に死期が近いことを母親から知らされ、私は東京から金沢へ向かうが……/「ミャアの通り道」
離婚で気力を失い、人付き合いがなくなり生活が荒れていった江美。ある冬の日、マンションのベランダに一匹の猫が現れて……/「運河沿いの使わしめ」
離れて暮らす会社員の息子が急死した。一日のほとんどを仏壇の前に座って過ごす富江のもとに、お線香を上げたいと言う若い女性が訪れ……/「陽だまりの中」
軽井沢のフラワーショップに勤める早映子を訪ねてきた男がいた。それは30年以上前に別れ、ずっと会っていなかったかつての恋人だった……/「残秋に満ちゆく」
【著者略歴】
1955年石川県金沢市生まれ。84年「海色の午後」で第3回コバルト・ノベル大賞を受賞しデビュー。2002年『肩ごしの恋人』で第126回直木賞を、08年『愛に似たもの』で第21回柴田錬三郎賞を受賞。『手のひらの砂漠』『啼かない鳥は空に溺れる』『淳子のてっぺん』など著書多数。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 夜明けのはざま
  • おひとりさまの最期
  • 今度生まれたら
  • わたしと小鳥とすずと / 金子みすヾ童謡集
  • 寄り道・道草仙台まち歩き
  • 愛着障害の克服 / 「愛着アプローチ」で、人は変われる
  • 40代にしておきたい17のこと
  • スマホ脳
  • 成瀬は信じた道をいく
  • 18時に帰る / 「世界一子どもが幸せな国」オランダの家族から学ぶ幸せになる働き方

この本を寄贈した人