「待てないんだ。君のにおいを嗅ぎたい」龍太は鼻で嗅ぎまわりながら、理恵子の乳と乳の間に顔を押しあてる-。釣りに訪れた山で川原で、南の島の海辺で、危険と背中合わせの激流の海中で、恥じることなく情欲のおもむくがままに、体を貪り合う若い二人。忘れかけていた裸の性の悦びを大らかに描く「アウトドア・ポルノ」小説。