☆2019年11月23日に、教皇としては38年ぶりに来日が決定した第266代ローマ教皇フランシスコの言葉、メッセージを、真生会館理事長・森一弘司教がわかりやすく解説していくものです。カトリック信者だけでなく、キリスト教、聖書にあまりなじみがない人でも、本書を通して、自分の生き方を振りかえることができ、気持ちが前向きになれる本。いわゆるキリスト(カトリック)系の出版社でなく、一般出版社から全国発売されるものです。
☆「愛、憐れみ、ゆるし」がメインキーワードで、教皇の各言葉・メッセージをその表面にあるものだけでなく、奥にあるものまでしっかり理解できるほか……、「希望」「平和」「苦しみの中にあっても」「他者との関わり」「環境危機と社会危機」といったテーマで、教皇フランシスコのメッセージを身近に受け取れるよう「ことばの花束」も併載しています。
☆史上はじめて南米から選ばれた教皇の生い立ちや、アルゼンチン時代のエピソードも紹介し、教皇フランシスコがどんな人か、その人となりもわかります。外国の方が書かれた翻訳ものでなく、日本人の解説なので、日本人にはストンと腑に落ちやすいものです。
森 一弘
1938年、横浜に生まれる。1967年、司祭叙階。1985年、カトリック東京大司教区補佐司教として叙階。2000年、同、退任。(財)真生会館理事長。現在は講演と執筆活動に専念。作家・五木寛之氏との共著『神の発見』(学研)のほか『心の闇を乗り越えて』(オリエンス宗教研究所)、『キリスト教入門Q&A』(教友社)、『教皇フランシスコ―教会の変革と現代世界への挑戦』(サンパウロ)など著書多数