発想のスイッチ切り替えよう!
消費者調査で見えた、今地域観光に必要なこと
「来て下さい」よりも、「行ってみたい」に。
「誘致・誘客」から「引力ある地域の創造」へ。
インバウンド一辺倒でなく、日本人客重視を――
持続可能な観光への条件を明らかにする。
○本書のテーマは、「観光におけるブランド構築」。
今日、全国各地で観光による地域振興への機運が高まり、顧客争奪戦が激しくなる中、
観光ブランド・地域ブランドへの関心が高まっている。
○これまでの観光マーケティングは、「ぜひ、来てください」という誘致型のプロモーションが主流だった。
本書では「ぜひ、行きたい」とお客さんを引きつけ、地域の魅力を高めるにはどうすべきかを提示する。
○強いブランドには“引力"がある。京都に来る観光客は、誘致されたからではなく、京都に引きつけられたからやって来る。
本書では、地域が観光客を引きつける力を「地域引力」と表現し、
いかに「地域引力」を向上させるか、どうすれば強いブランドが生まれるのかを
内外の消費者調査をもとに分析する。
目次
はじめに――引力ある地域をつくろう
第1章 誘致・誘客からマーケティングへ
第2章 観光のブランド作りとは何か
第3章 どうすれば、強いブランドが生まれるのか
第4章 イメージが浮かばなければ、選ばれない
第5章 「ブランド」と「地名」は何が違うのか
第6章 地域に「尖り」はあるか
第7章 何かで、一番になろう
第8章 強いブランドには、「シンボル」がある
第9章 「引き算」で引力を生み出そう
第10章 「食」がブランドを強くする
第11章 ブランド作りの6ステップ
第12章 観光立国は「幸せな国」か
第13章 「量の観光」から「質の刊行」へ
第14章 「質の観光」「持続可能な観光」をどう実現するか
おわりに――大切なものは、目に見えない