1987 年からザンジバルに暮らし、アフリカ諸国の真の独立と人びとの自立を目指して日々奮闘している「革命児」こと島岡強さんとその妻である著者、由美子さん。革命家として志をもってまい進する強さんのかたわらでの暮らしが始まり、異文化のなかでどう生きるかを問われるようになった由美子さんは、とまどい、悩み、反発しながらも、たくさんの出会いと経験を経て、共に歩む「同志」となっていきます。
その日々の軌跡とたゆみない実践を描きながら、「いろいろな人がいるということを受け入れていく」「差別をしないで共に生きる」「志をもって生きる」とはどういうことかを伝えます。たくましく生きる術やくじけない方法を示唆する本書は、読者の背中を押してくれる本です。