近くの書店で在庫を調べる
  • 著者島本理生
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784167914356
  • 発行2020年2月

ファーストラヴ

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?

臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは? 「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。



第159回直木賞受賞作。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 成瀬は天下を取りにいく
  • キッチン常夜灯
  • 暗闇のセレナーデ
  • 検事の死命
  • KAPPA
  • 災厄の宿
  • 青空と逃げる
  • だから荒野
  • 片想い
  • 塞王の楯 下