〈みんな〉が心地よい表現を考える
男性中心に作られるジャーナリズムの「ふつう」は社会の実像とズレている。 メディアが世界を映す鏡なら、女性の「ふつう」も、マイノリティの「ふつう」も映してほしい。
――女たちが考える〈みんな〉のためのジャーナリズム。
「家事をするのはお母さんだけ」と断言するCM、いじめを笑いの種にするテレビのバラエティ。 たびたび炎上するメディアのトップは、ほぼ男性で占められ、女性たちには決定権がない。 メディアには「理想の女性」が闊歩し、女たちのリアルも声も消されている。 メディアが世界の鏡なら、女やマイノリティの姿も映してほしい。 誰もが住みやすい社会にするために、メディアはどのように変わるべきなのか。 ジャーナリスト、研究者、エッセイストらが女性としての体験から、メディアのあるべき姿を考える。