日本は子育てに寛容でなく、保護者は世間や自分自身によって責められやすく、真面目な人ほど「子どもへの責任」「社会からの抑圧」にイライラしたり焦りを感じたりしがちです。また誰でも情報発信できる時代だからこそ広まりやすい「世間の迷信やデマ」によって、不安や迷いを抱えることもあるでしょう。
さらに核家族化が進んだことで、孤独に悩む保護者も少なくありません。
そこで本書では小児科専門医で二児の母でもある森戸やすみさんが、子どものために日々がんばりすぎて不安に陥りがちな保護者に、どんなことに気を付けたらいいか、どんなことは気にしなくてもいいかをやさしく伝えます。
子育てで不安に陥ったとき、自己嫌悪になったとき、つらくなったとき……、何度でもページを開きたくなる一冊です。