近くの書店で在庫を調べる
  • Author奥田亜紀子
  • Publisher小学館
  • ISBN9784091886385
  • Publish Date2013年11月

ぷらせぼくらぶ

大人になるのはこわいし、さみしい。

「箱があったらその中で眠ってしまいたい。そしてそのままそれを 宇宙の片隅の誰も知らない場所にとばしてほしい」―――

へちゃむくれでネガティブでナイーブな中学生の女の子・岡ちゃんほか、 「平凡だけど、ほんのちょっとだけ特別でありたい。でもやっぱり特別 なんかにはなれない」、そんな多感な中学生達を独特のタッチで 描き出した連作短編集。

【編集担当からのおすすめ情報】 同名タイトルの読切作品(本書第一話として収録)でIKKI新人賞「イキマン」を 受賞した新鋭・奥田亜紀子氏の、これが待望の初単行本となります。

「スクールカースト」という言葉もその意味も知らない中学生女子&男子の、 平凡で、退屈で、ほんのちょっとの楽しさだけを大切に抱えているような日々。 どんな人でも心のどこかで必ず共感できる「あの頃」を、丁寧にリリカルに 描き出しています。

作品中に出てくる以下の文章に、もしわずかでも感じるところがあれば、 きっとこのコミックスは、そんなあなたに必要なものだと思います。 ぜひ、読んでみてください。

「じゅうごねんまえの幽霊より

わたしたちは 誰にも見つかりようのない場所に 取り憑いていたのです

すれ違いざま 横目でとらえた かげぼうしや

机とほほがふれる ときの温度

距離を詰め合う 上履きの音のなかにすら」

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 「サル化」する人間社会
  • 子育てはだいたいで大丈夫 / 小児科医ママが今伝えたいこと!
  • ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門
  • 問いのデザイン / 創造的対話のファシリテーション
  • 阿・吽 1
  • 阿・吽 2
  • 本を読めなくなった人のための読書論
  • 3000万語の格差 / 赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ
  • 真ん中の子どもたち
  • 喰う寝るふたり住むふたり 2